ついに夢が実現!FTR223日本一周ツーリングのブログ

バイクで日本一周したブログ。装備や色々な出来事が参考になると思います。バイクを便利に改造したり、こんな事もあるのか!!という記事が満載です。

日本一周 まとめ(日課編)

◆今回はツーリング中に一日何をしているかをまとめてみました。  2016/12/6(火)


旅のスタート時点はお気楽モードで良かったのですが、途中で気づきましたが、今回は”日本一周”という大きな目標があったので、日々の生活パターンが重要である事に気づきました。

お遍路さんの”願掛けツーリング”と同じで、目的・目標が決まって旅する方にはこの資料が多少ご参考になるかと思います。

以下、私の場合の日課の最終形態です。


1) 起床:公園や道の駅の目立つ所にテントを張った場合はジジイが来る前に早めに撤収します。(他にも理由はありますが、、)

他のライダーさんも6:30頃には出発出来る様に起きています。私は撤収に2~3時間掛かりますから、5:00~6:00頃には起きます。

2) 洗面:(必ず石ケンで顔を洗います。鼻の周辺の脂が結構体臭に影響すると思っています。長旅ですからね、、)所要10分。

3) 朝食:コーヒーを沸かし、ベーコンを炒め、パンを温め、バターを溶かす??。手を休めずにやっても30分かかる。

4) 調理器具片付け:食器はアルコールティッシュで拭くだけ。洗いません。紙皿もかなり汚れる迄捨てません。消毒はシッカリやります。ガス缶の残量をチェック。8分。

5) テント内片付け:シュラフのパッキングや荷物のパッキング。18分。

防水バッグは深いので入れ忘れに気づくとイヤになります。後で入れ残しに気付くと中身を全部出して所定の小分けしたバックに入れまで大変です。適当に放り込むと後で探すのに時間がかかるし、濡れたもするので、面倒でも所定の位置に入れます。

以前は腰の強いバッグを使っていたので、カバーを開ければ全部にアクセス出来るので、取り出しも片付けも楽でした。

6) テント内の荷物を外に搬出:5分。

7) トイレ,歯みがき:個人的なリズムですが、9分。

8) テントとイスをたたむ:19分。 ワンタッチテントにすれば良かった??後悔。

これでも補強ロープは張っていない場合の撤収時間です。ワンタッチならポールをたたむ分の2~3分が省略出来ます。ペグ打ちとロープ張りはどちらも同じ時間です。

9) 搬出:テントからバイクが25mも離れていると、19個の荷物を6回位に分けて運ぶのに 7分。結構かかります。テントの横にバイクがあると全然違いますね。私は荷物が多い方です。

10) 積載:下から順にバランス良く積載。ベルトで固定。荷物の間には¥100均の滑り止めのゴムメッシュのマットを敷きます。荷崩れは命取りです。
荷物の固定はベルトやネットを必ず2重にします。10分。

11)車両点検:積載の忘れ、ユルミを探します。バイクを一周すると以外と問題が見つかります。

チェーンのたるみ。タイヤの摩耗などは時々チェックですが、自分で付けた配線の取り回しや、電源を取るシガレットの水分を拭いたり、タンクバッグの留め方や前後キャリアの取付けのユルミは毎日気にしています。一日中走る訳ですから、ヘッドライトやウィンカーなども切れている事もあります。たまに起きる様に感じる問題が何百種類もありますから、日々起きる問題も多いです。部品を入手出来る都市や日程を考えると、日常点検で気づかなかった事に後で後悔します。

12)撤収後の状態の記録:公園や道の駅など本来テントを張る場所ではない場所にテントを張った場合は、撤収後の状態を写真に取ります。後に役場から「芝生が焼けていた」などと言われたりしたら、「私じゃない!」と言えますし、何よりもサイフや携帯を無くした時に設営場所で無くしたかどうかが後で確認できますので、役に立ちました。

やっと、出発。
AM中
1) 役場の入口の観光コーナーや道の駅で観光パンフレットで面白そうなスポットをチェック。最初の頃は気持ちに余裕があり、観光もやっていました。

現地の観光パンフレットはガイドブックに無い情報があります。

私は"埋没林"の情報など色々新発見がありました。

本当は1日先に行くであろう町の情報を入手した方が「行き過ぎて見逃した」とならないので良いのですが、ムリですね。私はかなり見逃しました。

出発前に数年間集めた”行きたい所情報”は旅の途中で携帯を落とし、情報が見れなくなったので、殆ど行けていません。ツーリングマップルに付箋紙でメモった情報は前日に確認し、AM中に行けるなら行っていました。午後は宿地探しで気持ちに余裕がありませんから。

2) バイクの修理:晴れていれば、、ですが。行程の2/3は2日に1度位は何かを修理していました。テントの修理や機材の修理、衣類のほころびを縫ったりとかです。後に回すと挽回する時間がありません。
PM
1) 昼食:最初の数日は自炊で¥70もしない安いレトルトカレーを食べていました。

昼食の場所探しと炊飯時間がもったいないので、米代込みで¥50位コストアップでもコンビニのおにぎり+コロッケが効率的で、それに切り替えました。

意外と¥100おにぎりが無い店が多いので、具無しのワカメ入りおにぎり¥100とコロッケ¥100前後にするとコスパが良かったです。

実は毎日ノンアルコールも飲んでました。AEONなどの大型スーパーやAcoopは格段に安いです。弁当も大型店で¥250位の幕の内などを見つける事がありました。

2) 買い物:昼食後にスグに買い物メモとGoogleマップで今日の買い物計画を立てます。

朝食夕食の食材はMaxvalueやAEONなどのスーパーが有れば寄って、総菜コーナーで揚げ物を安く買います。岬巡りではコンビニも無いのでカレーや牛丼などのレトルトを買い置きしました。

Maxvalueの近くはDAISOやコメリなども集まっていますので、修理の機材や生活の備品も一緒に買って時間の節約をしました。ナビで店を探すのは大変時間を浪費します。

冷蔵庫用の氷は買い物時間とは別に溶け具合を考えながら購入場所を決めて買いました。

買い物は12:00~15:00にします。夕方でもこの先にまだチャンス(町)があるだろうと思って何度失敗した事か、、。ビールはどこでも売っていると思ったら大違い。

3) 宿地探し:前の夜に考えておいた宿地の案と今日の状況で探します。冬は3時までに着ける所(見つかった所)で決めますが、ネットの写真やGoogleのストリートビューとは実際の状況が違っている場合があり、下記の様な想定外の事がありますので、別の案もいくつか必要です。

(実際の経験です)

・ストリートビューで見た道の駅の芝地はテントが張れない状態だった
・海水浴場でトイレに鍵がかかっていた、あるいはトイレが17時に閉鎖
・公園でキャンプ禁止の立て札が有った
・トイレも砂浜も無い海水浴場だった(結構多いです)
・防潮堤が出来ていて、海浜公園が使えない(三陸~駿河湾)
・キャンプ場が海沿いだと思ったら、海に近い山の中だった(怖い、虫が多い)
・駐車料金がバカ高い公園だった(普通は公園はタダなのに)
・駐車場が遠く、バイクを中に入れさせてくれないキャンプ場だった
・ジジイが来て「警察に捕まるよ」と設営のジャマをされた
・道の駅でトラックの駐車場が芝地のすぐ横に有った(音と排ガスで苦痛)
・多くの捨て猫がテントの周りに居た(私はガマンしました)
・ジョギングや犬の散歩の人が多い(ウルサイ、汚い)
・浮浪者が居る(自分も似たようなものだが、、お相手する時間が、、)
・店が近くで営業に影響が出そう。テントはOKかを店に聞くと断られた。
・東京周辺は条例でキャンプ禁止とか??(未確認)
・枕崎周辺は警官の小遣い稼ぎに合う??(良く知られたウワサ)

ちなみに私の宿地の選定基準は・・・

1) 海岸沿いでテントから夕日と渚が見える、潮の音が聞こえる
2) 無料の海水浴場又は道の駅又は公園が基本
3) 有料キャンプ場ならば\300以下、\100なら即決
4) 止むなくライダーハウスなら\1,000以下
5) 山の中のキャンプ場は携帯が使えないし、夜間1人になるので泊まらない
6) トイレの無い場所は使わない(立ちションと野グソはしない)
7) 私有地は空き地でもNG。町村の管轄なら使う。
8) 砂浜は潮汐表で波の高さを調べ、打上げられた漂流物の場所を見て、テントが波をかぶらない様に気をつけてます。(私だけか?)

宿地探しは野宿の私には毎日胃が痛いほど困る事です。

3時頃にベストの場所を見つけても、もう少し距離を稼いでおきたいと思って走って、結局日没頃にテントを張る事になる・・という失敗を何度もしました。

そう簡単に海水浴場も公園も道の駅も現れません。

距離を稼がなければ夏に出発した日本一周は真冬に入ってしまいます。

道の駅狙いの女性チャリダーや公園の東屋狙いのチャリダーさんにはそのご苦労に頭が下がります。(私にゃムリだな)
宿営
1) テントを張る場所決め:

商売のジャマにならない所、つまり店の周囲は避ける。

きれいに整備されている芝地は避ける(テントの芝の倒れは芝には問題ありませんが、テント痕は1週間以上完全に残ります。私は退去時に潰れた芝を起こしています。)

子供たちに注目される場所は避ける(色んな疑問を持たせてしまう、お母さんに迷惑)。

イヌのフンがないか調べる(自分の目と鼻の両方で慎重に)

ジョギングやイヌの散歩コースを避ける。(うるさい)

駐車場付近ではガソリン車の横を先に狙い、横にトラックやディーゼルのキャンパー(ワゴン車を含む)が来るのを防止する。 (私はガソリン車のアイドル音は気になりませんが、ディーゼルはダメ)

道路のバイクの爆音や漁船の音の影響を考える(私は気にしません)

雨がしみ込む場所を選ぶ。コンクリートや土の上は雨が溜まります。

地面の傾斜を考慮。(寝にくいのと置いた缶ビールが倒れるのが一番困る、涙)

2) 荷下ろしとテント設営:バイクの横にテントを設営の場合で 32分

3) 荷物の搬入:テントに放り込んでイスのセットが終わるのが 9分

4) 荷物の整理:荷物を開いてランプ等をセット、シュラフを広げる 12分

5) 入浴:この設営で、冬でも大汗をかくので、テント内で使い捨てタオルを使って入浴。

写真のタオルをオススメします。アイスタオルという商品ですが、一般には売っていない様です。
Amazonで5枚入x8セットで¥3,430。

他にコンビニで買える"銀(Ag)入り殺菌大型ティッシュ"も使いました。
使っている時は寒いしヒヤッとしますが、その後はヒリヒリして温かいです。

温泉は精神的に疲れた時だけです。¥500以上するので躊躇します。

コインシャワーは季節外れの海水浴場でもサーファーさんに開放している海の家にあります。他にも下記の方法があります。

1) 道の駅に併設の温泉・・以外に安い(¥350)ところもあります
2) コインランドリーに併設のコインシャワー 山口県にありました。
3) 公営キャンプ場でコインシャワーを借りる 安いです。
4) 温泉旅館で風呂だけ借りる。工事業者の泊まる所が安いです。

私は生まれも育ちも別府温泉なので、ヌルヌルするアルカリ温泉などにお金を払って入る気にはなれないのです。サラリとするなら¥500くらいは払えます。
夕食・就寝
1) 炊事:テントの中で直火にならない様にテーブルの上でカセットガスで炊飯しました。無洗米で一食が9勺(玄米で135g)です。
コンロの下にはアルミホイルを敷いて、煮こぼれを受け止めます。

2) 皿洗い:全部キッチンペーパーとアルコールティッシュで拭くだけです。
毎日使いますので、食中毒は気にしていません。公園の水道やトイレは残飯が流れるので使いません。
焦げ付きはお好み焼きの金属のヘラ(最小タイプ¥100)で落とします。

3) 虫の対応:10月の北海道、11月の本州でも蚊は居ましたので、蚊取り線香を焚きます。下にはアルミホイルを敷きます。夜中にすごく煙たいので香料の入ったタイプでゴマかして使っています。冬の蚊も刺すんですね。
ちなみに線香の類はテント内の消臭効果が絶大です。線香臭は残ります。
テントの周囲の地面に虫除けスプレーを撒きます。特にムカデ対応です。
"虫コロリアース"か"イヤな虫キンチョール"を使いましたが、スグに無くなり、値段も¥800前後と高価で、大型スーパーでもドラッグストアでもなかなか扱っておらず、他に方法はないものかと思いました。

4) ゴミ処理:ゴミは全部専用のバッグに入れて持ち歩きます。キャンプ場でもゴミ持ち帰りの所が多いですし、自分しか居ない季節外れのキャンプ場では出しづらいので、持ち帰ります。
ゴミを前室に置くとネコが来ます。朝になると引っ掻いて散乱し、残飯がテントに付いてず~っと臭い思いをします。テントを洗っても匂いは残ります。
ゴミは吊るしても無駄。テントのインナー内に入れておけばOK。
カンズメは汚れを取ってティッシュを詰めてビニールに包みコンビニで出しました。コンビニさんに聞くと「OKですよ!」と言ってました。聞かないで出すと怒るかも?最近はカンズメはメニューから廃止しました。
カンズメなどの汁はビニール袋に二重にして燃えるゴミに出しました。

ガス缶や殺虫スプレーは穴を開けても捨てる場所がありません。キャンプ場にはガス缶捨て場があります。"ゆうパック"でまとめて自宅に郵送しようとしたら、簡易郵便局で「ガス缶は穴を開けてもトラック便でも送れません」と教えられました。

以上、大変忙しい一日で、「もう止めようか?」と思いますが、終わってみれば苦労が思い出されてイイ思い出です。「楽しかった思い出は?」と聞かれてもスグには思い当たりません。「苦労したのは?」と聞かれるとどれだけでもネタは有るものです。

以上、ご参考になれば幸いです。

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