日本一周 35日目 湧別

            2016/10/1(土)

不運の日(2回目)

6:40 起床。夜半は無風で、それ程寒くもなく(足元に初めてホッカイロを使用)、朝方風が吹いていたので結露も乾いた。

9:00 撤収も終わり、丁度掃除に来た隣の図書館の人に一宿の礼を言い、直ぐ横にある古い駅(中湧別保線区)の跡を見学する。面白いのはスピーカーから保線区で貨車の入れ替えを行なっている様な音が流れている事だ。静かに流れるその音がなんとも言えない情緒を醸している。そして、初めて見る展示物のラッセル車と客車の様な車両??が決して鉄道ファンでもない私にも興味をそそられた。

今日は根室のDocomoで携帯の受け取りがあり、知床観光を考えると厳しい日程だが、昨夜会ったお客さんがお隣の遠軽町の人で、その人に義理は無いがガンダムの作者(安彦 良和)の生地という事で遠軽に行ってみる事にした。

実際に来てみると、そこそこ整った町で、商店街のシャッターは開いているし、人通りもある。いまどき珍しく過疎ではない光景にヘェ〜と思った。

昨日会った人が言っていたガンダムは駅に寄っても「ガ」の字も書かれていないのは残念だ。しかし、さっき通り過ぎた案内板に"太陽の丘"とあった場所は世界一のコスモス園との事。そこへ行ってみる。

10:20 着。着いてみるとコスモスは見えない??アレ〜ぇ。実は北海道では10月初旬でオシマイとの事。山口百恵の歌では秋なのに・・。良く見ると少しだけ残っている。お客さんも僅かになったコスモス園でノンビリした。計画も締め切りも無い旅だが、日々何とか 寝る場所を探そうと一日中アセリとイラつきの日々だ。今は違う。遠軽町アリガトさんでした。サァ急いで網走へ。

昨日通った道を進み、サロマ湖まで来た。写真を撮って出発。10m程走って、いつもの様にジャケットのポケットの確認をした。そこでサイフが無いのに気付いた。

最後に使ったのは昨日の道の駅の風呂だ。電話したけれど届けは無い。警察にも届けを出した。しかし、今後の走行は免許証不携帯に なるので、その場の警察官に「遺失物届けを出した」と説明してその場の判断を貰うしかないとの事。優しいなぁ・・。しかし、事故れば不携帯は免れないと言われた。

昨日の携帯に続き、自分が一番注意していた事で失敗したのでショックが大きい。ともかく届け出される事も期待して、今日の逆コースを辿り、止まった所で聞いてみた。昨夜泊まった所にまたテントを張り、同じ様に風呂に入って寝るまでの動作を再確認したが、テントで盗まれたか、走行中に落としたかの2点しか考えられない・・・・。明日はもう網走へ出発しよう。

過去にもサイフや携帯がポケットから落ちる事があったので、ポケットにマジックテープを付けたり、発進時には毎回「2度見、3度見」のチェック(積載後に今まで居た場所の周辺と荷崩れの確認、発車して23m動いて落下物の確認、数十秒〜1分くらい走ってまた発車した場所に戻って確認)などをしてきたが、そこまでやってもミスが起きてしまう。

テントを張っていると、通りがかりの人が、もしキャンプ場を勧められても行ってはダメです。クマが出ます。この先1km位の所で先日熊が出ましたよ・と教えてくれた。

 
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