日本一周 34日目 枝幸(えさし)

            2016/9/30(金)

不運の日(1回目)

6:00 起床。オホーツク海側に来たので、もう少し早く起きれば御来光が見れたのに残念。
「熊に注意」の表示がないなぁ・と思っていたら、就寝前にトイレにデカデカと貼ってあるのを見てしまった。その為、夜半の風のせいでテントが「カサカサ、クンクン、ゴホッ」とか鳴るのが忍び寄る足音にとても近いので気になってしょうがなかった。今日からは道東なので人が集まる所で寝よう。

昨日の走行は大変寒く、夕方にはクシャミが止まらず、鼻水も出る始末。夏に使っていた氷のうを湯たんぽにして寝たが、それでも寒かった。夜半は気温11℃。

フェリーで倒れた時に壊れたリアキャリアが またグラグラしているので修理した。右側のボルト2本のうちの1本を折ってしまった。ハリガネで応急処置。これしかない。6本のハリガネの束で何百km耐えるやら。9:20 出発。

出発して枝幸で買い物。そこから33km進んだ所でiPhoneが無いのに気付くポケットのチャックが開いている。さっき出発した時に確認を忘れたのか?

直ぐにiPadに準備していた"iPhoneを探す"を使ってみるが、「50分前に電源が切れたので、最終位置を表示する・・」のメッセージでかなり広範囲の地図にポイントが表示された。その表示はさっき寄ったスーパーのある枝幸町だ。直ぐに引き返して、先ほどのスーパーに聞くが届けは無いとの事。拾われて電源を切られたか・と思っていると、なぜか一瞬だけ電源が入ったらしく、詳細地図が出た。拾った人を見つけようと1kmほど離れたその場所に行ってみると、場所は路上を指している。近くの水産加工会社の人に聞いたり、ウロウロと路上を探すが見つからない。そこへ1台のワゴンが止まった。運転していた女性が路上を指差している。その指の先にはまるでサイフが落ちているかの様に道路の真ん中にiPhoneが有った。

嬉しかったが、画面は粉々。もう死んでいると思った。死骸だけが戻ってきただけでも慰めではあるが、これまでの日記と写真が戻って来ないのが悲しかった。
(ブログとは別に詳細の日記をつけていたのです。)


 画面はビッシリとひび割れているが、お祝い袋は残っていた。

落として2時間後まで同じ所に有るなんて、「ここの人達はサイフも拾わないのかなぁ?」と不思議に思った。ナントiPhoneの中の”お祝い袋”はウチの子供たちから貰った餞別の2万円。それがそのまま入っていた。

早速修理だ!、さっきのスーパーに戻ってDocomoは何処にあるか聞くと、90km以上先の紋別市だと言う・・。「はぁ??」

10:30 道の駅"おうむ"で休憩する。中に入ると名物のダッタン(韃靼)そば入りコロッケ169が有ったので食べてみた。 全く普通である()。しかし、こうやって何かを楽しませてくれる道の駅は嬉しい。展望台が併設されている。180度の水平線が見える。これも普通の景色かもしれないが、旅行者にとっては一点の曇りもない美しい水平線であり、気持ち良かった。


紋別市のDocomoで破損の届け出をした。保証が効いて、11000で修理品と交換。それでも安いと思ったが、更にポイントでタダになった。修理品は明日に根室で受け取りすることにした。

貸出用携帯も無くしてしまいそうで、痴呆症が出てしまったのではないかと思う位自信がなくなってきた。そう言えば頭が回っていないのは、この1ヶ月で23回しか野菜サラダを食べていない。これから毎日”1日分の野菜”を飲む事にする。
(日本を半周して気付くなんて・・)

13:20 届け出を終了し、再出発。Docomoさんありがとう。

近くに道の駅"オホーツク紋別"があり、流氷の使者"クリオネ"が一番多く見れる・・というので見に行く。併設の科学館450(65歳以上無料、オシイ!)1000匹居ると言うので入ってみると、普通の科学館の中に小さな水槽が有り20匹もいない位だ。アレッ・・??。係りの人に聞くと、流氷と一緒に来た時は沢山いた・・との事。ナルホド死に絶えたのね〜。でも、どこで現物を見れるか分からなかったので、良いチャンスだった。



 拡大するとこんなです。カワイイー!!!!!


こんなのもありました。

網走を目指す途中で今日の宿を網走の道の駅にするか健康ランドにするかを調べたら、両方良いところが見つからず、引き返して道の駅"かみゆうべつ温泉チューリップの湯"に来た。ところが、ここもテント禁止と書いてあり、近くのキャンプ場に行くが、そのキャンプ場は見当たらず、仕方なく道の駅の横の公園に来ると何台かのキャンパーが止まっていたので、そこへテントを張ってお隣の温泉に入った。



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