日本一周 45日目 十勝→函館

            2016/10/11(火)

6:15 起床。いよいよ脱北の前日だ。
(脱北は変な意味ではありません、ライダー仲間が使っていたので、、寒さから逃げる・・という意味です)

昨日自宅から届いたハンドルカバーを取り付け、冬物のインナーを着込んで、9:20出発。流石に暑い。途中で千歳郵便局に寄って秋物を返送した。

13:30 地球岬の近くの”トッカリショ展望台”に寄る。ここはイギリスの”セブンシスターズという絶壁”のミニ版みたいな所で、草原がいきなり絶壁になって海に落ちている。好きな光景で、ゆっくりと見ていたいが、先を急ぐ。

地球岬は最南端などの特別な意味は無い。単に地球の自然を想って付けた名前の様だ(アイヌ名の引用でもある)。鯨が通るのが見える事もあるそうで、北海道の自然百選で1位だそうだ。

予報通り15:00前から雨になった。もうまるで夜の暗さである。ここへ来てヘッドライトが点いたり消えたりし始めた。原因であるセルモータースイッチをグリグリしながら走行したが、ついに殆ど点かなくなった。雨で暗い日はバイクのヘッドライトは光が路面に吸い込まれて殆ど役に立たないが、消えてしまうと横からや対向車に気付かれないので大変危険だ。指でスイッチを押したまま(セルが動くチョット手前位)で走行。これではブレーキレバーに指が届かない。点いているかどうかは前方のトラックの反射板の光り具合を見てスイッチの押し方を変え、うまく点くポイントを探すしかない。雨で前がよく見えないので、そのうちトラックに追いつけなくなった。暗いので、せめてサングラスを外したいが、停まると頼りのトラックは行ってしまう。乗用車は私のバイクのヘッドライトが眩しい様で、スピードを上げて直ぐに去っていく。この荷物のせいでヘッドライトは上向きにしかならないんだヨ〜。北海道最後の”恵山岬”を通りたかったが、国道5号から278号に移って安全上函館に直行するしかなかった。どうせ”恵山岬”はその先の道が無いようだし・・。

この路線は北海道にしては珍しく途中に休憩場所が無い。やっと明るいガソリンスタンドを見つけてサングラスを外しスイッチを調べたが、分解しないと分からない。もう急ブレーキの無いことを願って走るだけだ。運悪く?道は函館新道(制限速度100km/h)に突入。運転ではなく"運天"で必死に走行。

19:00 "函館健康センター湯都里"に無事到着。北海道初日に来た所だ。あゝ、命が有って良かった。超安のうな丼で元気を出す。

前回北海道に着いた時に、ここの脱衣場でヘルメットをロッカーの上に置こうと、イスの上に上がったら、踏み外して落ちた時の現場の写真を添付します。


 あのイスの上から転倒し、床と背後のロッカーに叩き付けられて、骨折寸前でした。

あれ以来、それまで痛かった肩の調子がなぜか大変良くなった、ケガの功名とはこの事だと思う様にしています。


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