日本一周 20日目 佐渡(2)

            2016/9/16(金)

6:15 起床。今にも降りそうで、慌ててテントを撤収。

ここで佐渡島("ヶ"は付かないんだねぇ〜)の特徴を書くと・・

・新潟もそうだが。海岸線では半数程が白い岩であり、角が取れている。富山までは荒々しい黒い尖った岩だった。
・日本海側を総じて言えば、外海に接している所でも防波堤が低く、1m程しかない所も多かった。荒波のイメージとは合わないナァ〜。大丈夫??
・島には戦争の遺跡が無い。
・杉の板壁の家が多く、土蔵を持っている家もかなり有る。金箔を貼ったその窓に外窓を付けて自慢している。
・大きなスーパーを回ってみたが、玄米や無洗米は売っていない。へえー?。

残念ながら食レポは予算の都合で無い!

8:50 出発。

宿根木の手前で"横穴井戸"を見た。インドの階段井戸(旧跡)を見た事があるので、気になって行ってみた。近所の人に場所を聞いても分からない。「もう壊れた」と言う人も居る。自力で探すと、キチンと観光スポットになって残っていた。実物はそれ程でもないが、昔の人の水を得る努力は今でも大切な事だと感じた。


こんなところでした、、、

近くに世捨て小路というスポットが有るハズなので探す。すると小さな漁村に観光バスが来ていた。一応バイクを停めて寄ってみた。ココは見応えが有る。漁村にギッシリと立つ家々はどの路地に入っても生活感がイッパイだ。観光バスも来る意味が分かった。




 ”世捨て小路”です。

ココの土産屋に冷凍柿¥120が有った。店の人に聞くと、「チンしてシャーベットにしてお出しします」との事で食べてみた。「ウマ〜イ」。柿は好きだが、コレは特別美味い。こういうのウレシイネー。

12:10 ついに島を一周した。

13:20 トキの森公園着。自然のトキは絶滅したが、ココで育ったトキは毎年今頃放鳥されて、佐渡全体で150羽が自然の中で生活している。窓越しに見ていても、近付いて来て、餌を捕る姿を見る事が出来た。

15:30 浜の公園にテントを張ろうとして荷物を下ろし終わった所に、散歩の老人が来て、「アンタ、ココでキャンプはマズイよ。警察もしょっ中来るし。捕まるよー」と追い払われた。「要らぬ説教・・」と言い合う元気は無かった。
わずかに残る気力で撤収した。その後、ずっとイヤな気分だった。

ココからが大変・・。
フェリー乗り場の近くの公園を探すがイマイチ。ターミナル泊はどうかと考え、そこのレストランでエビ天丼を食べながら様子を見た。

しかし、長椅子も無いターミナルでは無理と思い、また走り出して公園を探す。無い!。ついに観念してターミナルに戻ると最終便が来た。

「コレに乗って新潟に戻ろう。ココよりマシだ。深夜になるが、温泉ランドの様な所なら見つかるだろう・・」と、最終便に乗った。

 

22:00 新潟港に入る。2時間は寝る事が出来た。ネットで調べた宿まではナビでスイスイと到着。

22:20 ”ホンマ健康ランド”に着。

一泊しても¥2380(通常¥2810)。色々な浴槽と。豊富な設備。子供達も部活で来ており、バーベキューコーナーなど至れり尽くせりだ。

今日は佐渡では気分が最悪だったが、ここでは天国だ!!!。ビール3本で晩酌。こんなに安心してゆったりと過ごせるのは言いようが無い気持ちよさ。

夜の1:00。泊まっているテコンドーの少年達はまだ自販機の前ではしゃいでいる。本当に楽しそうだ。ココは風呂だ、昼と夜の区別が無い空間である事を感じているのかも知れない。

ヘトヘトの中で地獄の後に天国の一日でした。

本日の走行は139km


       
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